第８５回アカデミー賞“作品賞”ノミネート作品 一挙紹介 王様のブランチ 2013.2.23放送より

第８５回アカデミー賞“作品賞”ノミネート作品　一挙紹介　王様のブランチ　2013.2.23放送より




【第８５回　アカデミー賞　日本時間　２月２５日発表！】


世界中が注目する映画界屈指の祭典、アカデミー賞。毎回多く

の感動が生まれる授賞式で、昨年最も話題をさらったのは、こ

の作品。５部門で受賞した「アーティスト」。フランス映画が

作品賞を受賞したのは、これが初めて。史上初の快挙に会場は

大いに沸きました。



さあ今年は、どの作品がオスカーを獲得するのか？作品賞にノ

ミネートされている全９本を一挙に見ていきましょう。





▼第８５回　アカデミー賞　作品賞　ノミネート



１．映画『ジャンゴ　繋がれざる者』　５部門ノミネート


シュルツのおかげで自由を得た、元奴隷のジャンゴ。歯科医か

ら賞金稼ぎに転職したばかりのシュルツは、ジャンゴに相棒と

して協力するように頼み込む。協力の見返りはどこかに売り飛

ばされてしまったジャンゴの妻を見つけ出し、自由の身とする

こと。


監督は西部劇初挑戦となる、奇才クエンティン・タランティー

ノ。そしてシュルツを演じたクリストフ・ヴァルツは、「イン

グロリアス・バスターズ」に続き本作で２度めの助演男優賞を

狙う。





２．映画『世界にひとつのプレイブック』　８部門ノミネート


妻の浮気が原因で心のバランスを崩し、すべてを失ってしまっ

たパット。リハビリ中のある日、彼は近所に住むティファニー

と出会う。心に傷を抱える２人。しかしこの一言が彼らの転機

となる。


「ダンス大会のパートナーになって」


豪華キャストが主演と助演すべての演技部門でノミネート。こ

れは３１年ぶりの快挙です。





３．映画『Les Miserables　レ・ミゼラブル』　８部門ノミ

ネート


メガホンを取ったのは、おととし作品賞を始め４部門でオスカ

ーを獲得した「英国王のスピーチ」のトム・フーパー。撮影現

場で出演者の実際の歌声を収録したことでも話題となりました

。


アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデングローブ賞ではミ

ュージカル/コメディ部門で３冠を達成。コゼットの母、ファ

ンテーヌを演じたアン・ハサウェイはアカデミー賞でも助演女

優賞最有力候補との呼び声が高く、初のオスカー獲得に期待が

かかります。





４．映画『愛、アムール』　５部門ノミネート


パリに暮らす元ピアノ教師のアンヌとジョルジュ。満ち足りた

夫婦の日々はアンヌの発病で暗転。心さえ失われていく妻を目

の当たりにして、ジョルジュは追い詰められていく。


昨年のカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた本作は、オー

ストリア映画として、外国語映画賞にもノミネートされていま

す。そして妻のアンヌを演じたエマニュエル・リヴァは史上最

高齢の８５歳で主演女優賞にノミネートされました。





５．映画『ライフ・オブ・パイ　トラと漂流した２２７日』　

１１部門ノミネート


「グリーン・デスティニー」と「ブロークバック・マウンテン

」でオスカーを獲得したアン・リー監督が、壮大なスケールで

描くアドベンチャー大作。映像美も高く評価され、視覚効果賞

にもノミネートされています。





６．映画『アルゴ』　７部門ノミネート


CIAが１８年もの間、最高機密としていた、１９７７年のイラ

ン・アメリカ大使館人質救出作戦。それはCIA史上最もありえ

ない作戦だった。嘘の映画「アルゴ」の撮影スタッフとして、

人質６人を脱出させるという、嘘のような本当の話。


ゴールデングローブ賞では作品賞と監督賞を受賞。この勢いで

オスカー獲得なるか。





７．映画『ハッシュパピー　バスタブ島の少女』　４部門ノミ

ネート


６歳の少女、ハッシュパピーの目を通して描かれているのは、

おとぎ話のように優しく、それでいて厳しい現実の投影した物

語。各地の映画祭で絶賛された「ハッシュパピー　バスタブ島

の少女」。


世間から孤立したコミニティ、通称バスタブ。ハッシュパピー

はここで父親のウィンクとともに気ままに暮らしていた。しか

し一見平和なバスタブも地球温暖化の影響で水没の危機にある

。大人たちが教えてくれるのは生き残るために強くなること。

そんなある日、100年に1度の嵐が直撃。バスタブは壊滅して

しまう。


主人公、ハッシュパピーを演じたのは撮影当時6歳だった、ク

ワヴェンジャネ・ウォレス。オーディションで4000人もの中

から抜擢された逸材とあって演技未経験にもかかわらず、史上

最年少で主演女優賞にノミネートされました。





８．映画『ゼロ・ダーク・サーティ』　５部門ノミネート


日本では先週公開されたばかりの話題作。ムービー・ランキン

グでも初登場６位と検討している本作は、ビン・ラディン殺害

の舞台裏を描いたサスペンス。


「ハード・ロッカー」でイラクに駐留する爆発物処理班の兵士

たちを描き、２０１０年のアカデミー賞で６部門を制した、キ

ャスリン・ビグロー監督の最新作。





９．映画『リンカーン』　１２部門ノミネート


第１６代アメリカ合衆国大統領、エイブラハム・リンカーンを

描いた映画、「リンカーン」。一人の父として、また理想と現

実の間で心を痛める大統領としての知られざる姿を描いた感動

作。


巨匠、スティーヴン・スピルバーグが最も映像化したかったと

いう本作。世界各国の映画祭や映画賞で、すでに最多となる９

０もの賞を獲得。アカデミー賞でも最多１２部門にノミネート

されています。


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