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“最強遺伝子”でモノづくり(最新ビジネス情報) WBS 5.20放送より [最新ビジネス情報]

“最強遺伝子”でモノづくり(最新ビジネス情報) WBS 5.20放送より




○ SCIENCE EDGE

 Vol.15 “最強遺伝子”でモノづくり


 遺伝子を自在に操り、モノづくりに生かします。

 「われわれの言うとおりに動く大腸菌ができる。」

 最前線の遺伝子研究と言われる“ミニマムゲノム”。最強遺伝子の開発は“人工生命”誕生の可能性も秘めている。

 「生命に必要な最低限の遺伝子の組み合わせは何かということに非常に似た研究であるのは間違いありません。」


 微生物の遺伝子を調べるこの研究所。その研究は実用化を目前に控えていた。

 協和発酵キリン フロンティア研究所 森英郎主任研究員:「人類を救うような道具になる可能性が出てくる。」

 国が支援する遺伝子研究のプロジェクトを行う協和発酵キリン(東京・町田市)。ここでは丈夫で強い繁殖力を持つ大腸菌を作り、インシュリンやアミノ酸などの生産効率を向上させることが目的だ。

 「われわれのグループでは大規模に遺伝子を削除したり、また入れ込む技術を開発している。」

 ミニマムゲノムファクトリー(MGF)というこのプロジェクト。繁殖などに不要な遺伝子を取り除き、必要な遺伝子のみにしていく。最先端の遺伝子研究で、いわば“最強の遺伝子”を作り出す。

 「このデータは、赤い色が大腸菌にとって不要な領域を示しています。黄色い領域は大腸菌にとってたぶん重要だろうという領域を示しています。このような赤い領域を複数削っていったものが、今われわれが作っている“ミニマムゲノム”の大腸菌であります。」

 ミニマムゲノムは首都大学と連携した合成技術から生まれた。

 「いらない遺伝子を除去し、端をつける新技術を開発した。」

 バイオ実験の結果、もとの大腸菌に比べ2倍以上の生産性を実現。今後は医薬品原料に利用していく方針だ。

 「モノづくりにおいてはコストダウンにつながる。今まで作れなかったものも作れるようになる。」


 ミニマムゲノムを利用したモノづくりにすでに乗り出している企業もある。

 旭硝子は人の筋肉や皮膚を作るタンパク質を研究。ミニマムゲノムの研究により、酵母に含まれるタンパク質量を、およそ30倍にした。できあがったタンパク質は抗がん剤などに使われる。

 旭硝子 研究開発グループ 東田英殻主幹研究員:「通常の酵母からは100ミリグラムくらいだが、ミニマムゲノムのものは3グラムくらいできる。」

 医療メーカーに1グラム数千円から、高いものは数百万円で取引されるタンパク質。ミニマムゲノムにより改良されたタンパク質は医薬品の効果を高めると言う。

 旭硝子 熊谷博道事業統括部長:「今後はタンパク質を作るだけではなく、作ったタンパク質を利用して、バイオエタノールやバイオプラスチックの製造技術として活用していきたい。」


 一方、アメリカでは何もないところから生命を増やす“人工生命”の誕生に向けミニマムゲノムは利用されている。

 バイオインダストりー協会 穴澤秀治事業企画部長:「生物として生きる最小限、どれだけの遺伝子の組み合わせがあればいいか調べる。合成した遺伝子を作り上げたものを人工生命だと言える。」

 まだ多くのハードルを超える必要があるが、いずれ人工生命にたどり着く可能性もあるという。




○ WBS ホームページ

  http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/





○ 映画『ひとりかくれんぼ 劇場版』

 5月23日公開


「ひとりかくれんぼ 劇場版」予告動画:http://eiga.com/movie/54553/video/1

 オフィシャルサイト:http://www.hitorikakurenbo-movie.com/




○ Twitterで50万ものフォロワーを集める猫--その名もSockington

 http://www.youtube.com/watch?v=eLAdHK_Qn-8



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