マドンナの船出 大いなる伝説 ベストヒットUSA 2013.3.26放送より [音楽情報]
マドンナの船出 大いなる伝説 ベストヒットUSA 2013.3.26放送より
The LEGEND “大いなる伝説”
“マドンナの船出”
マドンナの下積み生活の終わりは、まるでドラマのようだ。
舞台はダンステリアというマンハッタンのクラブ。世界最先端を行く人が夜な夜な集まる店。
アンディ・ウォーホール、キース・ヘリング、バスキア、ブロンディ、キック・クリオー、ビースティ・ボーイズ、ランディMCといった常連客を前にしてもマドンナは一番目立つ女性であった。
そして、この店のウリの1つがマーク・ケーミンズという名のDJ。彼はレコード・プロデューサーとしても頭角を表し始める。トーキング・ヘッズのディビッド・バーンと仕事をし始めたころであった。
彼のDJブースにマドンナがやって来た。堂々と自己紹介、いつも遠くからマドンナを見ていたケーミンズは、彼女のオーラにやられてしまう。
2人が恋人同士となるのに時間はかからなかった。頃合いを見たマドンナは、自分のデモテープを渡す。
ケーミンズは興奮し、店でテープを流す。曲の反応がすごい。ケーミンズはすぐこのテープをアイルランドレコードと会長、有名なクリス・ブラックウェルに聴かせたケーミンズはアイルランド・レコードに、U2というグループを紹介したばかりの頃であった。
ところがブラックウェル会長は、マドンナを断ったのだ。
だいぶ前にカルチャー・クラブも断られたことで、ケーミンズは好みの問題だとあまり気にせず、ワーナーのサイヤー・レーベルに電話した。
トーキング・ヘッズの担当のマイケル・ローゼン・ブラッドに
「君もぶっとぶ、スゴイ女の子を見つけた。今度会わせるよ。」
と伝えたのだ。
数日後、ローゼン・ブラッドは自分の担当するワムの歓迎パーティで、ダンステリアを歌った。
そしてとても目立つ娘を見つけたのだ。
ピンときたローゼン・ブラッドはジョージ・マイケルと一緒に自己紹介をした。
やっぱりその娘がマドンナだった。
翌日マドンナとケーミンズは、ロックフェラー・センターのワーナーの本部で、ローゼン・ブラッドにデモテープを聞かせた。
とびきりすごいとは思わなかったが、ローゼン・ブラッドの目には、マドンナはすでにスターに見えていた。
彼はその場ですぐに契約しようと言い出した
ただサイヤー・レーベルの社長、セイモア・スタインは心臓病の手術で、レノックス・ヒル病院に入院中であった。
ローゼン・ブラッドは1時間後、このデモテープを社長に聴かせるため届けていた。
彼はすぐに
「マドンナを連れて来い
と伝えたのだ。
翌日の午後、点滴の管をつけた、ジョッキー・トランクスの下着姿のスタイン社長とマドンナは固い握手を交わした。
マドンナの快進撃が始まった。
(続く)
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The LEGEND “大いなる伝説”
“マドンナの船出”
マドンナの下積み生活の終わりは、まるでドラマのようだ。
舞台はダンステリアというマンハッタンのクラブ。世界最先端を行く人が夜な夜な集まる店。
アンディ・ウォーホール、キース・ヘリング、バスキア、ブロンディ、キック・クリオー、ビースティ・ボーイズ、ランディMCといった常連客を前にしてもマドンナは一番目立つ女性であった。
そして、この店のウリの1つがマーク・ケーミンズという名のDJ。彼はレコード・プロデューサーとしても頭角を表し始める。トーキング・ヘッズのディビッド・バーンと仕事をし始めたころであった。
彼のDJブースにマドンナがやって来た。堂々と自己紹介、いつも遠くからマドンナを見ていたケーミンズは、彼女のオーラにやられてしまう。
2人が恋人同士となるのに時間はかからなかった。頃合いを見たマドンナは、自分のデモテープを渡す。
ケーミンズは興奮し、店でテープを流す。曲の反応がすごい。ケーミンズはすぐこのテープをアイルランドレコードと会長、有名なクリス・ブラックウェルに聴かせたケーミンズはアイルランド・レコードに、U2というグループを紹介したばかりの頃であった。
ところがブラックウェル会長は、マドンナを断ったのだ。
だいぶ前にカルチャー・クラブも断られたことで、ケーミンズは好みの問題だとあまり気にせず、ワーナーのサイヤー・レーベルに電話した。
トーキング・ヘッズの担当のマイケル・ローゼン・ブラッドに
「君もぶっとぶ、スゴイ女の子を見つけた。今度会わせるよ。」
と伝えたのだ。
数日後、ローゼン・ブラッドは自分の担当するワムの歓迎パーティで、ダンステリアを歌った。
そしてとても目立つ娘を見つけたのだ。
ピンときたローゼン・ブラッドはジョージ・マイケルと一緒に自己紹介をした。
やっぱりその娘がマドンナだった。
翌日マドンナとケーミンズは、ロックフェラー・センターのワーナーの本部で、ローゼン・ブラッドにデモテープを聞かせた。
とびきりすごいとは思わなかったが、ローゼン・ブラッドの目には、マドンナはすでにスターに見えていた。
彼はその場ですぐに契約しようと言い出した
ただサイヤー・レーベルの社長、セイモア・スタインは心臓病の手術で、レノックス・ヒル病院に入院中であった。
ローゼン・ブラッドは1時間後、このデモテープを社長に聴かせるため届けていた。
彼はすぐに
「マドンナを連れて来い
と伝えたのだ。
翌日の午後、点滴の管をつけた、ジョッキー・トランクスの下着姿のスタイン社長とマドンナは固い握手を交わした。
マドンナの快進撃が始まった。
(続く)
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